書籍・雑誌

長いお別れ


レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』を読みました。
ハードボイルド小説の最高峰と言われる名作中の名作ですが、長編だからか読むのに骨を折ったという印象が強く残る読後感になりました。

確かに主人公の探偵フィリップ・マーロウのかっこ良さは段違いで、男ならこういう一匹狼的な人間に憧れるのは必然でしょう。
ただ個人的な感想ですが、全編を通してマーロウというキャラの一人舞台を見ているだけで、読み物としての面白さには少し欠けるように思えました。
横文字が苦手で各キャラの名前がなかなか頭に入らず感情移入しにくかったのも評価を下げた一因です。
とはいえ、彼のかっこ良さはガンダムでいうところのシャアに近く、独特の比喩表現を使った台詞回しには脱帽させられます。(それが原因で相手を怒らせるのですが)

そして先日購入したシェーカーで昨日カクテルを作りました、もちろん最初の一杯はギムレット(ドライジンにライムジュースを混ぜたシンプルなカクテル)と決めておりました、マーロウといえばこれ、さすが男のカクテル、ガツンときます。
ギムレットを呑んだからといって強くなれるわけでもなし、ましてや英国系アメリカ人になれるものでもない、しかし呑んでいるときだけはマーロウやゴルゴになったような気分を味わえる。

焼酎ばっかりだった酒の呑み方が、この小説とiPhoneに入れたカクテルのアプリによって変わろうとしています。

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村上春樹

「日本小説の版権」韓国でうなぎ上り 村上春樹の「1Q84」は1億円超

韓国で、日本の小説の「版権獲得競争」が激しさを増している。値段もうなぎ上りだ。日本で全2巻の発行部数が
200万部を超え、ベストセラーとなった村上春樹氏の長編小説「1Q84」の版権は、韓国の出版界史上、
最高の15億ウォン(約1億1500万円)で落札されたという。「日本小説ブーム」は続きそうだ。

 韓国メディアによると、「1Q84」の版権は競争入札となり、激しい争奪戦の末に、大手出版社「文学トンネ」が落札した。落札価格は
公表されていないが15億ウォンとみられている。

 村上春樹氏の小説は、これまでも韓国語に翻訳され出版されている。「海辺のカフカ」の版権は6億ウォン(約4600万円)とされ、「1Q84」は2・5倍に跳ね上がった。
 こうした傾向は、村上春樹氏の作品に限ったことではない。韓国内で翻訳された日本文学の作品数は、2000年代初頭は300~400だった。それが06年は581、
08年には837と増え続けている。これに伴い、版権の値段も当初30~50万円だったものが、最近では300~500万円と10倍を付けるケースも。

 韓国紙の東亜日報によると、版権高騰の背景には、日本小説のブームがあるという。韓国では、奥田英朗氏の「空中ブランコ」や、江国香織氏と
辻仁成氏の共作「冷静と情熱のあいだ」などが大ヒットした。宮部みゆき、東野圭吾、恩田陸、吉本ばなな氏なども人気を呼んでいる。

 なぜ日本の小説がうけているのか。ある調査によると、「粋で軽快な文書」「ジャンルの境界を壊す構成」「重くない主題」などが、好きな理由としてあげられている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090801/kor0908011927008-n1.html

小説自体をあんまり読んで来なかった我輩、当然のことながら村上春樹も読んでおりませんので、いまいち彼の凄さがわかりませんでした。
しかしすごい落札額ですね、とりあえず優柔に勧められた
「海辺のカフカ」を読んでみようかなと思います。

それにしても日本が悪魔の国だと言わんばかりの教育をしているんならなんで日本に来るの?
なんで日本の文化を製品をコピーするの?
という意地悪な質問はあえてしないでおきましょうか(まあ聞かなくても分かってるんだけどねww

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官僚は哲学者?

先日読んだ本によって世界で初めて政治活動をしたのがソクラテスの弟子のプラトンであることを知った我輩(所詮は浅薄な知識しか持ってないんですよね)。
『哲学を知ると何が変わるか』(鷲田小彌太)という凡人の我輩には手に取りにくい書籍、本人はわかりやすく書いているつもりなのだろうが、哲学書なんて読んだことのない我輩には何を書いているかさっぱりわからないところがチラホラとありました。
そんな中、気になる一文がありました。

哲学は、もっとも古い特権的な意識である。究極の「もの」を発見し、世界から無知や不正を除去し、素晴らしい世界を作り上げる、ということを常に約束してきた。
しかし、哲学者の予言やご託宣とは裏腹に、実践的にはほとんどの哲学者はみじめな失敗者だった。 したがって哲学と哲学者の一般的イメージは大ボラこきの頭でっかちというものだった。


プラトンも2度とも失敗、ハイデガーはナチス入りし、マルクスは言うに及ばず……そして彼らを引き継いでいるのが官僚たちだと作者は語っております。
まず両者とも“欲望=悪”と考えるのでその欲望を絶つ事に力をいれる
児童ポルノ法の改正、銃刀法改正など最近は特にこの面が著しいですね。
2つ目は科学=正しいと考える、これがダメだというのではなく、まずこの思考が先にあるのでおかしくなるということ。
我輩的にこれを解釈してみると、まず彼らは証拠となるデータを徹底的に出してきてこの事業が正しいと提示してきますが、その地に住む人たちが誰でもダメだと分かっていることには目を向けず、常にそれのみが正しいと主張し、自分達を理解しない者はバカだと見下す。
その土地に根付く歴史や習慣を差し置いて科学が先にくるからうまくいかないというわけです。
先日放送していた『県庁の星』もまさにこのズレをコミカルに描いた映画でした。
これに付け加えると、彼らは誤りを犯すのを最も恐れる生き物である、しかし誤りを犯さないために大きな誤りを犯す
当然前向きに検討なんてことは絶対にしない、『県庁の星』のラストにもこのシーンが出てきましたが、今の日本は民主党という他国の劇薬wwを使うことでしか国家の正常化を図れないのが悲しいところです。(´Д`)

まぁ頭が特定アジアマンセーの人間にとって変わるだけで、国を切り売りされていくのは間違いないでしょう。チベットやウイグルは将来の日本、 なんかコードギアスみたいな世界が待ってる?

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パクリキタ----(゜∀゜)----!!!

パクリキタ----(゜∀゜)----!!!
今週号のジャンプ、『ぬらりひょんの孫』より

寄生獣かよっ!

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時代小説

最近いつものT君と話していてあることに気がつきました。
彼は音楽・漫画・アニメ・政治・歴史etc……となんでも詳しく話せるタイプで、今回は本の話になりました。

いつも乗り降りする駅にステーションライブラリーといういらない本をみんなで共有して読める本棚が設置してあり、今回は『坂の上の雲』(司馬遼太郎)を読んでいます。
それを見て歴史小説の話になったのですが、司馬遼太郎・津本陽・藤沢周平など、彼の口からぽんぽんと読んだ作家の名前が出てくるのに、我輩は作家名はよく知っていてもまったく読んでいなかったのです。
我輩の歴史の知識はほぼ検証本や雑学本などで、歴史小説は皆無だったことに気付いたのですね。

中には『歴史小説はあくまでも小説であって、本当の歴史が分かるものではないし間違いもたくさんある』 と思われるかたもおられるかもしれません。
確かにその彼もその点を指摘しており間違いではないでしょう。
ただ並行して読んでいる『常識力で書く小論文』(鷲田小彌太)という書の中で「常識とは何か」を記述している章があり、そこに 『歴史小説や英雄の伝記を読んで歴史センスを磨いていく。戦後の教育で間違っていることの一つに、この「英雄・天才から学ぶ」ということがなくなったことが挙げられる』 という部分があり、そこが気になっていた矢先にそんな話になって実感したのです。
さらに同書にはこう記述しております。

『「まんが日本の歴史」よりも「もののけ姫」や「カムイ外伝」を読みなさい』
『TVや新聞で必死に情報を集めているかたがおられますが、そんなヒマがあったら良作の歴史小説を一冊読みなさい』

小論文の書き方を教える本なのに、その他の作者の考えに興味が湧くという変わった書です。

というわけでさっそく歴史小説を購入しました。
『呂公』(塚本青士)
中国の漢王朝を建国した高祖(劉邦)の奥さんの名前です、残虐な人間としても知られていますね。
劉邦が死去した後の物語です、久しぶりに読む前にわくわくしている自分がいます (*´∇`*)

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がんばれば、幸せになれるよ

以前、フジテレビの『ザ・ベストハウス123』にて、「涙が止まらない!感動の実話本ベスト3」として紹介されたベストセラーがこれだ。

               1       2        3

がんばれば、幸せになれるよ―小児がんと闘った9歳の息子が遺した言葉 (小学館文庫 や 6-1)

買ったきっかけ:
「ザ・ベストハウス123」にて紹介されていた

感想:
とにかく感動、人間とはこんなに強くなれるものなのか

おすすめポイント:
子供や親の生の声が心を揺さぶる

がんばれば、幸せになれるよ―小児がんと闘った9歳の息子が遺した言葉 (小学館文庫 や 6-1)

著者:山崎 敏子

がんばれば、幸せになれるよ―小児がんと闘った9歳の息子が遺した言葉 (小学館文庫 や 6-1)

著者は作家さんではない、どこにでもいるごく普通の専業主婦だ、ただ一つ子供が難病にかかり亡くなるまで壮絶な暮らしをしてきたということを除いて・・・

長男の直也くんがユーイング肉腫という難病にかかったのはわずか5歳、そこから家族の暮らしが変わっていく。

購入日に一気に読了してしまった、こんなのは久し振りだ。

直也くんが徹底的な父親好きだったため、最初は看病の時間もなんだかぎこちなかった敏子さんが、次から次へと襲い掛かる困難に小さな体で立ち向かっていく姿を見て親として成長していくのも元気づけられる。

しかしなんといってもこの書が万人を惹きつけるのは、直也くんがまわりを気遣いけなげに振舞う姿だ。

『お母さん、なにいってるの。ナオは負けるわけないじゃん。病気に勝つに決まってるじゃん。』

『お母さん、もしナオが死んでも暗くなっちゃダメだよ。明るく元気に生きなきゃダメだよ。わかった?』

まわりの大人がもうダメだと落ち込んでいるときに小学生の子が口にした言葉です、信じられますか。

あまり出てこないが次男の亮也くんにも注目、親同様、3歳上の直也くんに教えられ少しずつ変わっていきます。

このまだよく分かっていない亮也くんが時折涙するところが我輩には一番泣けました(我輩にも涙というものが残っていたのか)。

この書を読み終えたとき、きっと心の中に『俺も(私も)がんばらないと!!』という気持ちが沸き起こってくるはずです。

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