長いお別れ

レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』を読みました。
ハードボイルド小説の最高峰と言われる名作中の名作ですが、長編だからか読むのに骨を折ったという印象が強く残る読後感になりました。
確かに主人公の探偵フィリップ・マーロウのかっこ良さは段違いで、男ならこういう一匹狼的な人間に憧れるのは必然でしょう。
ただ個人的な感想ですが、全編を通してマーロウというキャラの一人舞台を見ているだけで、読み物としての面白さには少し欠けるように思えました。
横文字が苦手で各キャラの名前がなかなか頭に入らず感情移入しにくかったのも評価を下げた一因です。
とはいえ、彼のかっこ良さはガンダムでいうところのシャアに近く、独特の比喩表現を使った台詞回しには脱帽させられます。(それが原因で相手を怒らせるのですが)
そして先日購入したシェーカーで昨日カクテルを作りました、もちろん最初の一杯はギムレット(ドライジンにライムジュースを混ぜたシンプルなカクテル)と決めておりました、マーロウといえばこれ、さすが男のカクテル、ガツンときます。
ギムレットを呑んだからといって強くなれるわけでもなし、ましてや英国系アメリカ人になれるものでもない、しかし呑んでいるときだけはマーロウやゴルゴになったような気分を味わえる。
焼酎ばっかりだった酒の呑み方が、この小説とiPhoneに入れたカクテルのアプリによって変わろうとしています。
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